昔から子供たちに人気な球技として、サッカー・野球・バスケなどがあります。

錦織圭選手や大坂なおみ選手の活躍によりテニス自体もメディアで放送されるようになってからは、
子供たちもテニスを始める事が多くなってきてはいます。

しかしながら、テニスという球技のルールや特性上、初心者からしてみるとラリーが続かず、
ハードルが高く、本当に楽しくなってくるステージに達する前にフェードアウトしてしまいがちです。

子供たちからしたら、楽しいからこそ続けられる部分があります。

そこに到達する前に辞めてしまい、他の球技に移っていくのは我々指導者の力不足ですし
業界全体としての課題でもあると思います。

なぜ、このような事態になってしまっているか。
この記事ではその原因の一つとして考えられているボールについてご説明したいと思います。

子供用ボールの存在感

前述したように、サッカー・野球・バスケには当たり前かのように子供用のボールが知られています。

子供用ボールというのは、サッカー・バスケであればボールの重量や大きさが子供にも扱いやすいように設計されたボールです。

テニスと同じサイズ感の野球にも硬式ボールと軟式ボール、更に軟式ボールには年齢に合わせたバリエーションがあります。

サッカー・バスケ・野球は子供用ボールを使うという認識が広く普及されているにも関わらず、
テニスはどうでしょうか?

多くの方は子供用ボールのイメージがあまりないかと思います?

硬式テニスと軟式テニスがありますが、軟式テニスは言葉を変えて「ソフトテニス」と呼ばれています。